[:ja]こんにちは、Noahです。
絵を描く環境として「デジタル」と「アナログ」の2種類がありますが、デジタルで絵を描く方にとってはドローイングツールとアプリケーション(ドローイングソフト)は必要不可欠です。
私自身も作品の半分以上をデジタル作画で作成しているのですが、これまではWacom社のペンタブ(Intuos 4)とデスクトップPCにインストールしたPhotoshopやクリップスタジオを使っていました。
しかし、つい先日新たなツールとして以前からほしかったiPad proを購入しました。
その中で、私が特に好きなアーティストさんたちがこぞって使っているお絵かきアプリ「Procreate」を使って作画とタイムラプス動画を作成したのですが、思いのほか良かったので今回はそのレビューをしたいと思います。
Contents
今回レビューするiPad proと周辺機器
今回私が購入したのは以下の商品です。
・Apple Pencil
・純正キーボード
・Nimaso iPad Pro 12.9 用 強化ガラス液晶保護フィルム
・ProCase iPad Pro 12.9 バックカバー Appleペンシルホルダー付き
私は場所を選ばずに液タブを持ち歩いてどこでも絵が描ける環境にしたかったことと、ノートPC代わりに使う事も想定したいたので、サイズは12.9インチと大きめ、純正キーボードのセットで購入しました。
加えて、故障時の補償もつけたかったのでApple Care+にも加入したので、想像しうる組み合わせの中でもかなり高価な買い物になりました(トータル18万円位)
絵と関係ない所で言えば、純正のキーボードは少々お高いのですが、Bluetoothなどでつなぐものとは違いiPadに直接つなぐので、キータッチの反応がとても良かったので大満足でした。
私がiPadを購入したのは好きなアーティストが「Procreate」を使っていたから
寺田克也さんのProcreateドローイング
メカニカルなテイストの女性を多く描く寺田克也さんは、InstagramやYouTubeにProcreateを使って描いたタイムラプス動画を挙げています。
下書きもなくスイスイと出来上がっていく様子はいくら見ていても飽きません。
James JeanのProcreateドローイング
James Jeanさんも私がすごく好きなアーティストなのですが、かなり細かいところまでデジタルでここまで描けるのかと驚きました。
この人のProcreateのタイムラプス動画が私の「iPad欲しい!」という熱を上げました。
Jeames Jeanさんの何とも言えない世界観が出来上がる様子が見れるのはとても感動的であると同時に、自分もこんな風に絵を描きたいと思ってProcreateを手に取りました。
Procreateの便利な機能

私は普段のデジタル作画は、デスクトップPCとWacomのIntuos4を使っていたのですが、操作性はiPad proの方が数倍イイと思います。
iPad proは液タブとしても機能するのと、Procreateの数々の操作性が格段に絵を描きやすくしています。
Procreateの機能①「2本指でUndo、3本指でRedo」
まずペンタブと比べて格段に操作性がいいなと感じるのが、液晶を指2本でタップすればUndo(やり直し)ができ、3本指でタップすればRedo(やり直しのやり直し)ができるという点です。
キーボードで操作する場合はペンタブ片手にCtrl+Zをする必要があるので、それに比べるとはるかに少ないアクションで同じ作業を遂行することができます。
ガンガン線を引いて狙った線が描けるまで2本指でタップタップ!
Procreateの機能②「指は消しゴム、Apple Pencilで描く」
次に、Apple Pencilを使った場合のみ設定可能なのですが「Apple Pencilで描くときはペン、それ以外(指など)の場合は消しゴム」に設定ができるという機能があります。
Wacomのペンタブなどでは、ペンをひっくり返すと消しゴムになりますが、Procreateでこの設定をすることでその動作をする必要なく、ペンを持っていない指でなぞると瞬時に消しゴムになってくれます。
①でご紹介した2本指タップのUndoとこの消しゴム切り替えで、間違った線を引いた時などのやり直しがものすごくスムーズになります。
アナログと違うデジタル作画のメリットは「やり直しができる点」だと思っているので、この①と②がスムーズにできるというのは何よりもありがたいですね。
Procreateの機能③「長押しでスポイト」
カラーリングを施す時に、お目当ての色をカラーピッカーから選んだり、既に塗った場所から選ぶ時に「スポイト」機能を使います。
Intuos4では、Altキーを押しながらスポイトに変換して色を選ぶことができましたが、Procreateではキャンバス上の特定の場所を長押しすることでそこの色を吸い取ることができます。
描画中にしょっちゅうスポイトモードになってしまうことが煩わしく感じる人は、長押ししてから色を吸い取るまでの時間は調節できるので心配いりません。
Procreateの機能④「Quickline機能で直線が簡単に引ける」
グニャグニャッとフリーハンドで描いた線が、線の終点を長押しすることで始点からの直線に変化するという機能が「Quickline」という機能です。
これで直線を描くのがものすごくスムーズにできます。
この機能も長押しスポイトと同様に、適用されるまでの時間を細かく指定できるので、通常のフリーハンドでの描画の邪魔にならないようにカスタマイズすることが可能です。
Procreateの機能⑤「自動でタイムラプス動画作成」
前述した私の好きなアーティストの作品を2つご紹介していますが、これらの動画は全てプロジェクトの書き始めからProcreateで自動的に保存されている物を最終的にタイムラプス動画として書きだしたものになります(※James Jeanさんの音楽やイントロは別)
Procreateには特別な事をしなくても自動的にタイムラプス動画を作成してくれる機能が備わっているので、誰でも簡単にメイキング動画を作ることができるのも魅力ですよね。
私がiPadでProcreateを使って特にやりたかったのがこのタイムラプス動画を作成することでした。
実際にProcreateでタイムラプス動画を作ってみた
僅か1時間弱のラフスケッチですが、初めてProcreateを使って描いた絵をとりあえずタイムラプス動画にしてみました。(※音楽はあとで編集して追加してます)
ブラシは鉛筆(HB)を使って、ひとまず触ってみたという感じですが、それでもそれなりの出来なので、もう少し使い込んでいくつか動画を作成してみたいと思いますが、とにかく「楽しい」!!!
描き心地もデスクにあるペンタブよりも滑らかで、細かい書き込みが正確に反映されているように感じます。
まとめ
普段からデジタル作画をする方で、もっと気軽に絵を描いたり、作業環境を改善したいと考えている方にはiPad proとApple pencilを使ってProcreateで絵を描くのはお勧めできます。
またPSDファイルも使えるので、普段からPhotoshopを使っている方にもいいでしょう。
持ち運びが多い方は重さの問題もありますが、液晶の大きい12.9インチにしたのも正解だったと思います。
今後もProcreateで作品を作る機会も増えると思うので、是非私のSNSなどもみて下さると嬉しいです。[:]
私の作品や制作過程などの情報は「Instagram」で公開しています。
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