アマチュアクリエイターは検索経由で仕事を得ることを目指そう!

グーグル

私は、アマチュアクリエイターは「検索」経由で仕事を得るのが一番確実で着実な方法であると考えています。

しかし、出版社や編集者、デザイン会社などから仕事の依頼が来るケースとして、検索経由での依頼というのは、かなり少ない極めて稀なルートです。

なぜとても正攻法とは言えない「検索」という方法で仕事の依頼をもらえるようになることを目指すべきなのでしょうか?

この記事では、アマチュアクリエイターから脱却するために「検索」で仕事をもらえるように目指すべきであるかをご説明します。

そもそも絵の仕事依頼はどのように来るのか?

仕事がやってくるまでの経緯

フリーランスのイラストレーターや絵描きが、出版社や編集者さんから仕事の依頼を受ける場合、どのような経由で仕事が舞い込んでくることが多いのかご存知でしょうか?

仕事の依頼が舞い込んでくる経緯は絵を使う媒体によりますが、出版関係の編集者さんが仕事を依頼するイラストレーターやアーティストさんを選ぶ方法は上記の通りです。

仕事の依頼のほとんどが、既知のイラストレーターさんや同業種の知人から紹介された方などにお願いすることがほとんどであることが分かりますね。

でも、それは当前ですよね。もし仮に私がイラストレーターを探す編集者の立場であっても、レスポンスの速さや納期を守る人かどうか、どのような作風でどの程度のクオリティのものを納品してくれるかわかっている、以前お願いしたことのある人の方が仕事がしやすいですから。

しかし、アマチュアクリエイターはこの「既知のクリエイター」の中に入るのがとても難しいんですよね。紹介してもらおうにもツテが無いし、一番最初に仕事をさせてもらうきっかけをつかむのが難しいのです。

だからこそ、仕事の依頼がくるパターンとしては少ないのですが、「検索」で受注するというのはアマチュアクリエイターが対抗できる数少ない戦略なのです。

仕事を依頼したいクリエイターが思い当たらない場合は検索する

検索窓

仕事の依頼の多く、過去に仕事をしたことがある人だったり、同業者の推薦などが多いとご紹介しましたが、それでもなかなか自分のイメージに合うクリエイターがいない場合は、やはり検索して探すことも少なくありません。

検索をしてまでクリエイターを探している企業や編集者さんは「今まさにクリエイターを見つけたがっている状態」なわけです。

  • 猫の特集記事に添える、猫のイラストを描けるアーティストを探しているが手元のポートフォリオ集に猫の絵を描く人がいない
  • 墨でライブペイントをできる人が欲しいが、過去に仕事をしたアーティストに該当者がいない

など、過去に一緒に仕事をした人のなかで、該当する媒体・手法・モチーフを扱っているクリエイターがいない場合などは、検索して探すこともあります。

その時に、Google検索の上位の方で「猫の絵が描けます!」「墨絵でライブペイント!」などの記事があれば、今まさにそのような人を探している編集者さんに見てもらえる可能性は高いでしょう。

検索経由で作品を見てもらうメリットは「ベストのタイミングで作品提供ができること」

探している人

検索経由で作品を見てもらう一番の強みは、「今まさにアーティストを探している企業・編集者に、一番ベストなタイミングで自分の絵を見せることが出来る」という点です。

もし、あなたが出版社で働く忙しい編集者で、イラストレーターに困っていないときに「私は猫の絵を描くのが得意で、こんなに沢山猫の絵を描いてます!」とポートフォリオを持ち込まれたとしたらどうでしょう。

多分、ほとんど見ずに「あぁ、そうなの」で終わってしまうでしょう。

例えあなたの作品がどんなに素晴らしいクオリティでも、提供するタイミングを間違えば見てもらう事すらできません。

そういった点では、SNSでの拡散も同様です。

SNSで絵がシェアされて目に留まっても、仕事を発注する側の人が特にアーティストを探していない場合は、ポートフォリオの売り込みと同様の扱いを受けるでしょう。SNSでの拡散は手元に残らない分、紙媒体のポートフォリオよりも仕事につながる可能性は低いかもしれません。

しかし、もしあなたが今すごく「猫の絵を上手に描けるイラストレーター」を探していて、そこでちょうど「私、猫の絵を専門に描いている絵描きです。作品集はこちらです。」と書かれたポートフォリオが置いてあったらどうでしょう。

間違いなく手に取りますよね?

あなたが普段Googleで検索する時の事を思い出してみてください。必ずと言って良いほど何か悩みや問題ごとを抱え、解決方法を探している状態のはずです。

検索で来る人の多くは、今現在まさに困っている人・情報を欲している人なのです。

検索されたタイミングというのは、その人が一番その情報に飢えているタイミングなので、あなたが自分の作風や絵に対する思いなどを、しっかりと記事にしてサイトにコンテンツとして用意をしていれば、一番飢えているタイミングで仕事をもってお客さんがやってくるでしょう。

検索経由での仕事の依頼を狙うべきと考えるのには、こういった理由があるのです。

検索結果であなたのブランディングをすることが出来る

線画家

検索されてあなたのサイトが目に留まった時、作品のクオリティや制作媒体(紙・ライブペイント・デジタルイラストなど)の違いによって、依頼してもらうまでに至らない場合もたくさんあるでしょう。

しかし、それでもクリエイターを探している人にとって、検索結果で最初の方に表示される作品というのは印象に残りやすいものです。

特に、今まさにクリエイターを欲している人にとっては、その案件にマッチするかどうかを真剣に吟味しているわけですから、「「猫 絵描き」で検索したら、〇〇っていうアーティストが引っ掛かったんだよね、どう思う?」などのように、あなたの知らないところで会議にかけてもらっているかもしれません。

むやみにポートフォリオを送り付けるよりも印象に残りやすいかもしれませんよね。

また、「猫 絵描き」で検索の上位に表示されるという事は、あなたの作風やモチーフが、あなたの名前と共にカテゴライズされやすくなり、あなたのブランディングが進むというメリットがあります。

例えば、植物をモチーフに書くことの多い私の場合であれば「ボタニカルドローイング」と検索すると、ほとんど1ページ目に私の作品や当サイトの記事が表示されます。(※検索順位は日々変化するので現時点での結果とは異なります)

ボタニカルドローイング検索結果このように、あなた自身があなたの作風をどのように定義して認識させたいのかを決めてサイト作りをすることで、その時は仕事につながらなくても「猫絵描き」と検索したらこの人がまた見つかる、と覚えてもらう事も可能になるのです。

WEBで効率よく自分の作品を売り込んでいるクリエイターはまだまだ少ない

路上の絵描き

私の知る限りでは、アーティストやクリエイターを探している企業さんは沢山ありますが、そこに上手いタイミングで自分の作品を提案できている人は少ないと思います。

多くのクリエイターやアーティストは自分の作品を作ることに一生懸命で、自分の作品をどのように見せると効果的で、仕事につながりそうなのかという所まで考えている人はまだまだ少ないです。

逆を言えば、今まさにクリエイターを探している人に「私クリエイターでこんなことできるんですけど?」とタイミングよく自分を売り込むことが出来れば、使ってもらえる可能性は格段に上がるといえます。

もちろん、絵を描く代わりに自身のWEBコンテンツを作り込む時間も必要になるので諸刃の剣なのですが、それだけ時間をかける価値はあると思っています。

今後、WEBマーケティングに優れたクリエイターは、知名度のあるアーティストよりも仕事を得やすくなると私は考えています。

まとめ

今回は、まだまだ実績の少ないアマチュアクリエイターが、検索経由で仕事を狙うべきである理由についてご説明いたしました。

実は今回ご紹介した以外にも、マーケティングの手法として「検索で見つけてもらう」というのがとても有効であるんですが、それはまた別の機会に解説します。

あなたの制作物がどのようにして仕事につながるかという問題は、作品のクオリティによるところも多いのですが、そこは私にはどうすることもできません。しかし、適切な種の撒き方、ブランディングの仕方、実績の作り方を行っていけば、クオリティは次第に上がっていくでしょうし、仕事もそれに伴って増えてくるようになります。

検索経由で仕事が入るように意識をしてサイト作りをするというのは、私がおすすめする方法のうちの1つです。

是非参考にしてみてください。

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